推しの子126話 – 読んで議論する

推しの子126話 – 読んで議論する

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推しの子126話

遂に本編再開

さて、幕間『-interlude-』を経て、本編が再開した。

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本編休載前がどのような展開だったか忘れてしまった人も多いだろう。そのような人には是非とも私の感想記事を遡って読んでほしい。

ただ、全てを追うのは面倒だと思うので要点を整理したい。

休載前の展開は大きく3つの要素があったと思う。

① 遂に本格化したアクアの復讐(=作品作り?)

② 前世開示によるルビーのブラコン化

③ ミヤコさんと壱護の再開

特に③ミヤコさんと壱護の再開は休載直前の125話で描かれた。であるならば、今回更新された126話以降はミヤコさんと壱護の再開がルビーらの芸能界人生にどのような影響を与えるか、そしてアクアの復讐にどんな影響があるかである。

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そして、その変化は冒頭で描かれている。

苺プロで実施される「配置換え」。読者として注目すべきは「B小町」の担当が吉住になったこと。そしてミヤコさんが取り纏めの座を降りて、ルビーとアクアの担当に専念すること。

「B小町」の担当が吉住になったことは重曹の卒業ライブまでそこまで影響がないのではないかと思われる。ただ、一方でミヤコさんがルビーとアクアの担当になることは明確な狙いがあるだろう。

ルビーは稼ぎ時。そのため映画撮影の他にも多くの仕事が舞い込んできている。それらを管理しきれない結果として、ルビーは限界が近かった。つまりは、ルビーが潰れないための配置換えとも言える。

壱護の復帰

前述した様な苺プロの変化。

これを実現できる要因が壱護の復帰である。

壱護曰く、訴訟をちらつかせた上で最終的には実力行使があったようだ。ただ、文句を言いつつも戻ってきたということは壱護も全く未練が無かった訳ではないのだろう。

そして、壱護は自らが持つノウハウで早速マネジメントをしていく。その1つがルビーの仕事を減らすことだ。ミヤコさんは今が勝負時であり、露出を増やすべきだと仕事を詰め込んだ。しかし、壱護は一発屋で終わらせないように「プレミア感の演出」を方向性として打ち立てる。

仕事を敢えて断る。事務所を引っ越す。

つまりは、ハッタリだ。

しかし、そのハッタリこそが苺プロを限界状態から再起させたミヤコさんには足りない視点だったのだ。このようにルビーのマネジメントは壱護の口から次々と方向性が見えてくる。

しかし、壱護はアクアを「マズい」と評する。

この漫画ではアクアの心情が見えにくい部分がある。つまり、次回はアクアのターンになるのだろう。アクアがどういう心情で「復讐」に向かっているか。次回に期待だ。

ルビーのブラコン

結論から言うと、ルビーのブラコンが悪化している。

壱護曰く、壱護とミヤコさんを引き合わせたのはアクアが仕組んだことらしい。それを聞いたルビーはその行動を「ルビーのため」だと解釈するのだ。

実際、ルビーの負担を減らすためという側面はあっただろう。しかしそれだけが目的ではない気がする。アクアはミヤコさんが寝る間も惜しんで仕事をしているのを知っている。そこが動機の1つであることは違いない。

それが無視されて自分本位に考える姿に「なんだかなぁ」感は否めない。

ましてやアクアからルビーへの感情は兄妹愛以外の何物でもない(シスコン設定はあるが)一方で、ルビーがアクアを恋愛方面で美化しすぎている気がする。思い浮かべる姿は完全に少女漫画の王子様だ。

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勿論ギャグテイストに描かれる分には面白いが、私個人は以前から感想記事で書いている通り「実兄妹の恋愛」をあまり好ましく思っていない部分がある。

こちらも、いつまでこのテイストが続くか注目だ。(未来軸の発言を見る限り、ルビーはこのまま物語の結末までこのテイストな気がしないでもないが…)

推しの子127話ネタバレ

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