前回は李牧がカイネを妻にしたいと思っている事が明らかになり、また、番吾へ進軍する秦軍はついに趙軍と会敵する展開が描かれましたが…
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キングダム773話ネタバレ
趙軍は三十万の大軍
李牧は『本命』である番吾の戦いに三十万の大軍勢を用意したようです!
先の宜安・肥下の戦いでも三十万超の大軍を用意していたわけですが、秦軍の奮闘もあり、李牧も死の間際にまで追い詰められたわけですが、全体としては被害は軽微だったはずですし、今回が本命であるというなら、やはり予備の兵力は温存していたでしょう…
それにより兵員を補充したものと思いますが、李牧はおそらく三十万を限界値として考えているのではないかと思います。
それ以上の兵力を動員する事は趙という国の疲弊を防ぐ為にも必要かと思います。
李牧は今日よりも明日、未来を見ているでしょうしね…
また、秦軍も先の戦で大損害を受けていますから、新たに軍勢を整えても三十万に満たないというような予測もしていたのではないかと思います。
おそらく李牧にとって必勝の数である三十万という兵力…
その三分の一に当たる十万は青歌の司馬尚が率いて、中央軍として布陣されているようです!
個人的には別動隊として機能する事を予想していましたから意外に感じていますが、敵の真正面にぶつけてくるあたり、李牧はこの番吾の戦いは一気に終わらせるつもりなのかも知れないですね…
司馬尚を別動隊とせず、彼に一気に真正面の秦中央軍を撃破させる事によって、秦軍をズタズタにしようとしているのかも?
その司馬尚と対峙するのは、総大将・王翦みたいです!
王翦率いる中央軍十二万
司馬尚率いる趙中央軍十万に対峙するは、秦軍の総大将・王翦率いる十二万の秦中央軍…!
王賁は亜光達と共に王翦直属として中央軍に配置されているようですが、対峙する司馬尚については情報がない事について言及しているようです。
情報戦の鬼である李牧が秦軍には司馬尚の情報は無いと言っているくらいですから、実際に秦軍は司馬尚を知らない…
我々読者も知らないわけですが、李牧が本命の戦の切り札にしている事と、燕のオルドが大虎と評していた事、また、あの巨躯を見るに異常な強さである事は間違いないですし、おそらく青歌の将兵も司馬尚の下でなら、更なる力を発揮する可能性は高い…
今回の戦における趙軍の最大最強の軍であるのは間違いないですよね…
おそらく王翦すらも司馬尚を知らないと思いますが、普通に考えて李牧が三分の一の兵力を無名の将軍に預ける事はあり得ないですし、むしろ、王翦率いる中央軍を潰しにきていると見、司馬尚にはそれが可能性な力があると李牧が判断しているのだと考えるでしょう…
しかし、どのような戦い方をしてくるかは全く予想はつかないかと思いますので、おそらく王翦も出たとこ勝負的な考えでいるのではないでしょうか?
今更、大きく布陣を変える事もできないわけですし、そうするしかないとも言えますが、司馬尚を中央に置いたのは、李牧が王翦に何もさせない為のシンプルで効果的な一手なのかも知れないですね…
飛信隊と楊端和軍
飛信隊は三万の軍勢で右翼か左翼に配置されているようですが、対峙する趙軍はその倍以上はいるようです。
王翦が三万の飛信隊を独立状態で配置しているのは、やはり飛信隊の力を買っているからでしょう…
どうせ広域戦ですし、戦況を見てトリッキーに動ける飛信隊には本陣を狙わせたりとか、そういう事を狙っている可能性もあるかと思いますが、信も倍以上いる敵とまともにぶつかり、圧倒的に分の悪い消耗戦をやるより、それを狙っているようです。
それというのも、李牧率いる本隊は四万程度しかいないらしく、信はそれを込みで一発を狙っているんじゃないかと思いますが、それがまた李牧の罠なんじゃないかとも思います…
また、楊端和軍は七万の軍勢で、先陣は前回の通りにバジオウであるようですが、誰が率いる軍と対峙しているかはまだよく分からない…
しかし、司馬尚が中央であるという事から、司馬尚以外で李牧の副将格は舜水樹であろうかと思いますから、同じく王翦の副将である楊端和とに対峙するには一番相応しいかと思います。
しかし、舜水樹が相手なら、そこには武力に優れる馬南慈と馬風慈は必ずいるでしょうね…
また、キタリはやはり壁救出の事ばかり考えているようです…
第773話確定速報は以上になります。
第773話は両軍の兵力と布陣の説明で終わるみたいですが、李牧の布陣はやはり秦軍を一気に潰しにきているように感じられますね…!