【感想】ザ・ファブル The Second contact 第84話:切り捨てる男、チャンスを考える男・・・。

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夜の太西公園で起こった元ファブル対ルーマーの対決に決着がつき、それぞれはそれぞれの帰れる場所に帰っていった。ルーマーの男は佐藤と出会ったことで心変わりしたが、ケジメをつけるべく、松代に報告に行く・・・・

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ここで第 84 章をオンラインで読むことができます。

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あらすじ

ルーマーの男から「負けた」と報告され、呆れる松代。

ルーマーの男「先の先を考えてなかった。負けたって言い方より――― そもそも勝ちようがねえ―――てのが正しいか・・・・・・」

松代「今生きて ここにおる――― おまえの詭弁なんか どうでもええねん!」

ルーマーの男は松代にナイフを渡し「自分だけ助かろうとは思ってない――― ケジメがほしいなら 俺を殺せ――― ただ俺もあんたもいろいろと限界だろ~」

松代「あ~ そうだな――― クソみたいな課題が山積みやな~・・・・」

目をつぶるルーマーの男「ウンザリだ―――」

松代はナイフでルーマーの男の首を斬りつけた。

松代「そうや・・・・ 限界なんや――― いろいろと――― いろいろな―――」

ルーマーの男は満足したような死に顔だった。

倉庫では、洋子が訪ねてきていた。丁度、ユーカリがアザミに分かれて街を出て暮らす話をした直後だった。

アザミ「皆とはお別れだな――― 俺がヘマしちまって――― あの時――― 自分を抑えられなかったのも事実だからな―――・・・・」

普通に暮らすには、この国で暮らすには、自分を抑えられなければならないと洋子は説得し、アザミとユーカリは納得する。

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アザミ「・・・・・で いつ出てくんだ? 俺達は―――・・・・」

洋子「二人の傷がもう少し落ち着いたら―――・・・・ 二週間ってとこね―――」

感想

限界が来た人・・・・。

ルーマーの男は目先ばかり見ていて、先の先を見ていなかったことに気付いた―――。

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殺しの技術を持っている者同士の戦いだったが、佐藤は誰も死ななようにと動いていた―――。目先の仕事を終わらせるだけを考えて、先の先にある”ふつう”に生活する事を考えていなかった―――。くせなどを掴んで勝てると思ったら佐藤の強さは先の先にあったからな―――。先の先―――。海老原に言われて引っ掛かっていたか―――。

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このシーンの時は、組織と松代から賞金が出たと言っていた時―――この時でもまだ先の先を見ていなかった―――? 目先の賞金に目がくらんでいたか―――。

ルーマーの男はケジメをつけたいなら殺せと、ナイフを手渡した―――。

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やっと「ぱっ」が出た~。一見、手品でナイフをパッと出した人みたいに見えるけど~。松代はナイフを持って主導権握ったから余裕が出てきたか―――?

松代からしたら―――殺しを依頼していたのに、帰ってきたら何故かさっぱりしていて―――。コイツ、人殺しを命令したのに帰ってきたら・・・・なんで悟り開いてんねん!ってキレるのはわかる―――。これで松代は木志田しか頼れなくなったか―――? 側近みたいな奴はいたが、役に立たないからと始末してしまった―――。他の組員は当然いるはずだが、警察の目があって動かせない―――。あんな木志田に頼ってしまうしかないのか―――? ここが限界か―――? ここで手を引くのか―――? 松代も先の先の事を考えれば・・・・。

ルーマーの男は松代の決断に身を任し、松代はルーマーの男の首に斬りつけた―――・・・・。

ルーマーの男は海老原と対決した時、爆破後に銃を失くし、口だけでバーンと言っていた―――。

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これは虚勢を張っていたわけで、精神的にはすでに海老原には負けていた―――。だから「先の先」という言葉に引っかかっていたわけで、それを翻して自分のほうが正しいと示そうとしていた―――。普通の生活、ルーマーの男は結婚していたからいつも裏の顔を隠し続けるという休まらない生活―――で、裏でやっていることといえば殺しなわけで―――虚勢を張ることに限界を迎えていた・・・・。

限界を先の先に出来る人・・・・。

洋子が倉庫を尋ねてきた―――。アザミはユーカリから、街を出てそれぞれ別々に暮らさなくてはならない話を聞いた直後だった―――。

命の大切さ、それどうこうもあるが―――殺しをするということは、その人の存在を否定するということ―――。そうすると捕まらないために自分の存在も消して、否定しながら生きていかなければならない―――。やってきたことを否定しながら生きてきて、自分はなんだんだろう?と思いながら・・・・。だから佐藤達はレンタルおっちゃんの仕事で「ありがとう」と言われることで社会から肯定してもらえたと実感して嬉しかったんだろう―――。ふつうの枠外で生きてきたが、これからはふつうの枠内で生きていかなければならない―――。アザミにはそれがまだ分かっていなかったのか―――。

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先の先を考えれば、アザミが殺しをすればユーカリのこの先の生活も奪ってしまうことになるかも知れなくなるということに気付いていなかった―――。兄弟同然の大切な人から離れて暮らし、再び誰か大切な人が現れた時が来れば、その時こそは―――。

よく言われる、真に強い人は精神も強く、簡単に手を出さないってやつだな―――。力や武器を持っている奴が、自分を抑えられない奴だったら―――? そんな奴がいる中ではふつうに暮らせない―――。真に強い人は簡単には手を出さない―――

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ここまでやられたら手出していいやろ―――ッ! 佐藤夫婦は嫁のミサキも強い人なのか―――ッ!? 

今回はアザミが試されたが、ミサキが大きな傷を負ったら佐藤は我慢できるのか―――? 大切な友達であるクロになにかあったら・・・・?

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わろてるやんっ! 大切な友達が毒針に刺されて拉致されそうになってたのに、佐藤もわろてるやん―――ッ! これが真に強い人の余裕というものなのか―――。

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ファブルのボスも限界を迎えずに、アザミにチャンスをあげる余裕があった―――。対して松代は限界を迎えてチャンスを与えずに切り捨てた・・・・。ここでもすでに勝ち負けがついてしまっている―――。

アザミ「・・・・・で いつ出てくんだ? 俺達は―――・・・・」
洋子「二人の傷がもう少し落ち着いたら―――・・・・ 二週間ってとこね―――」

体の傷は癒えるが―――心の傷はこれから、離れて暮らし始めたら痛みだしてくるだろう―――。旅立つのは傷がもう少し「落ち着いたら」、「癒せたら」じゃなく「落ち着いたら」―――。洋子は心の傷のほうを心配しているようだな―――。洋子は大切な両親と死に別れている―――。洋子も傷は完全に癒えることなく、落ち着かせているだけなのだろう―――。「大丈夫だ」と―――。アザミは別れの時は嘘泣きではなく本当の涙を流すのか―――?

記憶力が良くても悪くても―――忘れずに課題に取り組み続けて生きていかねばならない―――。もう限界だと言って投げ出さずに―――。

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