ヒグマの正体や能力まとめ！懸賞金や声優情報も紹介

ヒグマは漫画『ONE PIECE（以下、ワンピース）』の第1話に登場した山賊団の棟梁です。フーシャ村に現れ、海賊になる前のルフィや赤髪のシャンクスと対面しました。 ヒグマは近海の主と呼ばれる巨大海洋生物に飲みこまれて死亡したとされていましたが、実は生きていて再登場するのでは？と噂されています。

ヒグマは短気で荒々しい男として描かれています。自分に800万ベリーもの懸賞金がかけられていることに自惚れ、当時既に相当の実力者であったシャンクスのことも馬鹿にしていました。しかし自分がかなわない相手だと悟ると、仲間を置いて逃げ出すなど理性的な面もあります。

ヒグマは酒が大好きで、一度に酒を10樽も買い込むほど。『ワンピース』第1話では、ヒグマはフーシャ村の酒場に酒を買いに来ていました。ところが赤髪海賊団のせいで酒が無かったので、ヒグマは激怒。シャンクスが未開封の酒瓶を1本差し出すも、足りないと言って叩き割ってしまいます。ヒグマの酒癖は相当悪いと言えるでしょう。

『ワンピース』は、尾田栄一郎先生が原作の少年漫画。主人公のルフィが「ひとつなぎの大秘宝“ワンピース”」を手に入れ、海賊王になることを目指すストーリーです。1997年から「週刊少年ジャンプ」で連載され、2021年には単行本第100巻が発売されました。シリーズ累計発行部数は4億9000万部を突破し、世界的にも有名なベストセラーとなっています。

処刑された伝説の海賊王、ゴールド・ロジャー。彼が遺した「ワンピース」と呼ばれる秘宝をめぐり、世界中に大海賊時代が到来しました。そんな中、主人公のモンキー・D・ルフィは、少年の頃に出会った海賊のシャンクスに憧れ、海賊になることを誓います。成長して大海原に出たルフィは、多くの仲間達と出会いながら海賊王を目指すのでした。

『ワンピース』の冒頭にしか登場しないものの、なぜか今も注目されているヒグマ。彼はいったい何者で、再登場の可能性はあるのでしょうか？ネット上でささやかれている噂を検証します。

ヒグマはシャンクスの友人であるルフィを殺そうとしたことで、赤髪海賊団と抗争になりました。負けそうになったヒグマは、ルフィを人質にして海に逃走。カナヅチのルフィを海で溺れさせようとしました。しかし、突然現われた近海の主に船ごと食べられてしまい、その後ヒグマは登場していません。ルフィはシャンクスの左腕と引き換えに命を救われました。

現在のところ『ワンピース』ではヒグマは再登場していません。近海の主に食べられて死亡したことになっています。しかしながら、ヒグマは意外とファンが多く、再登場を望む声もあります。『ワンピース』の世界では丸のみ＝死ではありません。動物に丸のみされて生きていたキャラクターは大勢います。ヒグマが近海の主の中で生き延びている可能性も高いと言えるでしょう。

ここからは、ヒグマの正体とされている４つの説を順番に見ていきましょう。内容は異なりますが、どの説もヒグマが「実は最強キャラだった」とするものです。あなたは、どの説を信じられるでしょうか？

最初は、56皇殺しの海軍大将説です。ヒグマは「シャンクスのようなやつを56人殺した」と話しています。シャンクスは４皇と呼ばれる海賊ですが、ヒグマが「60皇」のうち56人を殺して「4皇」になった……ということになります。これが本当なら、ヒグマは相当強い海軍の大将だったのかもしれません。

2番目は、海軍本部大将・緋熊説です。『ワンピース』の海軍大将の名前は、「色の名前+動物の名前」になっています。海軍三大将である赤犬・黄猿・青雉の名前は、どれも昔話『桃太郎』のお供の動物。ヒグマは「緋熊」に変換すると、緋色+昔話『金太郎』のお供・熊になります。このことから、ヒグマは海軍本部大将・緋熊と考察されるのです。

3番目は、SWORDの上官説です。SWORDは海軍本部機密特殊部隊の通称で、詳しい活動内容は謎の組織。SWORDのメンバーは、ドレークとコビーが知られています。この2人は顔にX型の傷跡があり、ヒグマも額に同様の傷跡があります。もしかしたら、ヒグマはSWORDの上官だったのかもしれません。

最後は山賊王説です。ヒグマはシャンクスと会った際に「海賊を初めて見た」と言っています。これが本当なら、上記3つの説とは矛盾しており、ヒグマが海軍にいたことはないと言えます。しかし懸賞金の平均値が300万ベリーの東の海で、800万ベリーの懸賞金がかれられたヒグマは、かなりの凶悪犯。海には出ていないものの、陸では最強の山賊王だった可能性があります。

『ワンピース』には、特殊な能力を持ったキャラクターが登場します。では、ヒグマの能力はどのようなものなのでしょうか？ただの山賊にしては高額すぎる懸賞金についても解説します。

ヒグマは自分が馬鹿にしていた海賊にあっさりと負けてしまい、当初は「かませ犬」的なキャラだと思われていました。ところが、ストーリーが進んでシャンクスの実力が明らかになるにつれて、煙玉一発でシャンクスから逃れたヒグマの評価は上がっています。ヒグマの詳しい能力や強さは明らかになっていませんが、実は『ワンピース』界最強のキャラクターだ……という可能性を秘めています。

ヒグマの武器は、腰に差した刀です。ヒグマは右利きですが、刀を右側に差しています。シャンクスを酒場のカウンターごと切り伏せる場面が印象的です。また、ルフィを殺そうとする場面でも抜刀しました。

『ワンピース』では、悪魔の実の能力とは異なる「覇気」が登場します。シャンクスは相手の気配を強く感じ、未来を読むと言われる見聞色（けんぶんしょく）の覇気が使えます。ところがヒグマは、シャンクスの前で煙幕を使って逃げ、さらにルフィを人質にしました。シャンクスが油断していたとはいえ、なかなかできることではありません。ヒグマは、シャンクスの覇気を相殺する力を持っていたのでしょうか？

『ワンピース』に登場する多くのキャラクターには、懸賞金がかけられています。懸賞金の金額は、そのキャラの「強さ」と「政府に対する危険度」から決められています。最強クラスの懸賞金は、ゴール・D・ロジャーの55億6480万ベリー。それに比べると、ヒグマの800万ベリーは随分と低く見えます。ただ東の海は、海賊の懸賞金の平均値が300万ベリーです。山賊のヒグマが、そこらの海賊の倍以上の懸賞金がかけられているとは驚くべきことです。

『ワンピース』のアニメでヒグマの声優をしているのは、岸野幸正さんです。この章では、岸野幸正さんのプロフィールや、主な出演作品をご紹介します。

ヒグマの声優をしている岸野幸正さんは、帝京大学文学部を中退後、1982年に声優デビューを果たしました。舞台俳優としても活躍しており、過去には声優の野沢那智さん率いる劇団薔薇座に在籍していました。現在は、劇団岸野組の団長を務めています。2007年以降は舞台での活動をメインにしていますが、ゲームやアニメの出演も続けています。

『ワンピース』のヒグマに対する世間での評判や人気は、どのようなものなのでしょうか？Twitterで調査してみました。

こちらの方は、ヒグマを「紳士」と評しています。ヒグマは酒を買いに来ただけで、喧嘩を売ったのはシャンクス側だという考察です。言われてみると、確かにそういう風にも読み取れます。

こちらの方は、ヒグマ本人というよりも、ヒグマが60皇のうち56皇を倒したという「ヒグマ最強説」が好きなようです。モブキャラと思っていたヒグマが実はラスボスなのかも……という想像は、ファンをワクワクさせます。

こちらの方は、『ワンピース』のキャラクター人気投票で、ヒグマに投票したようです。作品冒頭にしか登場していないヒグマですが、今でも熱烈なファンが多いようです。

ここからは、ヒグマがもしも○○だったら、という妄想をしてみたいと思います。「彼氏」、「父」、「会社の上司」の3つのパターンをご用意しました。ぜひ皆さんも一緒に考えてみてください。

もしもヒグマが「彼氏」だったら……？ヒグマは短気で粗暴なので、彼氏向きの性格とは言えません。でも「ワイルドな男性が好き」という女性には、ピッタリなお相手かも。ヒグマは酒好きですが、女好きと言う描写はないので、意外と恋人には一途かもしれません。

もしもヒグマが「父」だったら……？ヒグマは周囲の人達に対して威張り散らしているので、亭主関白な父親になりそうです。まだ幼いルフィを殺そうとするあたり、子ども好きにも見えません。しかし実はヒグマに子どもがいて、この先のストーリーに登場したら面白そうです。

もしもヒグマが「会社の上司」だったら……？山賊棟梁のヒグマは、手下をまとめることに慣れているので、会社の上司になってもリーダーシップを発揮できそうです。ただ、自分の身が危うくなると1人で逃げてしまいますから、頼りになる上司とは言えないでしょう。

この記事では、『ワンピース』に登場する山賊のヒグマについて紹介しました。ヒグマの正体については様々な噂があり、再登場する可能性もあると言われています。今後、ヒグマについての新たな情報が発表されることを期待しましょう。