自勇軍とMADSについて
ドラゴンは革命軍を結成する前は自勇軍という組織にいたようで、ベガパンクは平和研究所という名目の団体MADSに在籍していたようですが、本編で描かれたバスターコール後のオハラでの二人の偶然の再会は、二人が友人だったクローバー博士の弔いに来たと言う事でした…
全く違う団体にいたドラゴンとベガパンクが広い海で出会うキッカケとなる要素は、クローバー博士と友人であると言う共通点だったんじゃないかと思います。
それについては次項にて詳しく考えてみたいと思いますが、二人が所属していた団体の実態はまだその目的が不明ですよね…
MADSはル・フェルドの慈善事業であり平和研究所と言う名目で活動していたようですが、彼らは自ら武器を持って武装していましたし、兵器やクローン人間を開発していました…
しかし、ベガパンクはGPフラワーというイベル平和賞を受賞するような発明をしていましたし、MADSはおそらく強力な兵器を開発する方向に向いてはいたようですが、それもおそらくは戦争を無くす為の手段の一つだったんじゃないかと思います。
少なくともベガパンクはそういう主旨でさまざまな研究をしていたと思います。
ベガパンクはドラゴンにお前は戦争嫌いだと言っていましたから、おそらく自勇軍は基本的には平和団体であり、やはり革命軍と似たような活動をしていたのだと思いますが、資金も武器も不足しており、組織力は脆弱で行き当たりばったりな活動をしていた…
つまり、海賊や不良海兵も含むような悪党から自分達の手の届く範囲の民衆を守る程度の活動しかできておらず、天竜人を倒そうというようか活動なんかは程遠いレベルだったんじゃないかと思います。
おそらく二人は『平和活動』という共通点から友人関係になったんじゃないかと思いますが、クローバー博士が共通の友人であるという事から、二人を繋げたのはクローバー博士なんじゃないかと思います。
直接繋げたというわけではないと思いますし、クローバー博士は平和活動をしていたわけではないと思うのですが、二人の平和活動の根っ子には影響を与えていたんじゃないかと思います。
平和活動は思想と密接に関係しているものですが、それはもしかしたら巨大な王国の思想に繋がっているんじゃないかと…
クローバー博士が到達した思想を二人も教わっていたのでは?
二人はクローバー博士の弟子だった?
ベガパンクとドラゴンはクローバー博士の友人だったわけですが、同時に弟子だったんじゃないかとも思います。
クローバー博士はオハラの考古学者達と空白の100年について研究し、22年前には巨大な王国とその思想についてかなり解明していたようでしたよね…
それにいつ頃到達していたのかは分からないですが、仮にその何年も前にそれに到達していたとしたら…
ベガパンクとドラゴンが平和…また自由や平等についての答えを求めていたとしたら、その答えを過去に求めたりすると思うんですよね…
今の世界はいつ頃からどのようにして生まれたのかという答えは過去にしかないですからね…
もしかしたらベガパンクとドラゴンはちょうど同じ時期にオハラに自分達の求める答えを求めてオハラに行き、クローバー博士から様々な歴史と思想について学んだのではないか…?
年齢的にドラゴンよりはベガパンクの方が先輩だろうかと思いますが、三人の関係がそういうものであるとしたら、ベガパンクとドラゴンの関係とクローバー博士に対する思いの強さもわかるような気がします。
ベガパンクは思想だけでなく考古学の分野でもクローバー博士の弟子だっただろうと思いますが、ベガパンクとドラゴンのその後の行動を見ても、ベガパンクは世界政府に協力しながらも空白の100年について研究し、ドラゴンは天竜人を倒す為に行動していますが、やはりクローバー博士は二人にかつて今の天竜人の先祖達が世界に対して何をしたのかという仮説まで二人に語っていた可能性は高いと思います。
クローバー博士は五老星に空白の100年の仮説を発表したわけですが、それは話の途中で終わらせられてしまいました…
しかし、ベガパンクとドラゴンは全ての仮説を聞いている可能性はあるでしょう…
クローバー博士の弟子は多い?
過去にも色々と書かせて頂きましたが、クローバー博士はかつて世界を旅していたわけですし世界一の考古学者だったわけですから、おそらくかなり広い範囲で人々に影響を与えているでしょう…
直接的ではなくとも間接的に影響を受けている人物まで入れたら、かなりの人数になるのではないでしょうか?
エルバフはオハラに残されていた書物を回収したわけですから、少なくともエルバフは国ぐるみでクローバー博士またオハラの考古学者達と関係が深かった可能性は高い…
ロックスやロジャーとも関係があったんじゃないかとも思いますし、クローバー博士の長年に渡る命懸けの活動が現代の反天竜人と呼べるような運動に繋がっているように思いますね…
革命軍はロビンを『革命の灯』と呼んでいましたが、それは彼女が歴史の真実を解き明かす可能性を秘めているから…
だと言う事は革命軍は単純に天竜人を倒そうとしているわけではなく、世界政府が隠している秘密を暴こうともしている…
ドラゴンはやはりクローバー博士の影響を受けていて、やはり過去を暴きそれを証明する事は世界を変える為に必要だと考えている…
ベガパンクはおそらく900年前の高度な文明の存在を解き明かす事により、世界の真実に到達し世界を変えようとしている…
アプローチの仕方や世界を変えようとしている形は違うかも知れないですが、これまで世界を変えようと動いてきた人々のその動機はクローバー博士につながっていそうな気がするんですよね…