英雄ガープが『悪党製造機』になってしまった数奇な運命|ワンピース1087話考察

英雄ガープが『悪党製造機』になってしまった数奇な運命|ワンピース1087話考察

この post を評価します

英雄ガープが『悪党製造機』になってしまった数奇な運命|ワンピース1087話考察

ガープがクザンを見込んだ理由は?

クザンはガープの一番弟子であり、クザンが世界最強クラスの強者になれたのはガープに鍛えられた事抜きにはあり得なかったはず…

英雄ガープが『悪党製造機』になってしまった数奇な運命|ワンピース1087話考察

ガープは今もコビーとヘルメッポという弟子がいるわけですが、個人的にガープは弟子をとって鍛えるなんてタイプの人間ではないように思うんですよね…

息子であるドラゴンがどうだかは分からないですが、ルフィは明らかに直感タイプの人間で他人に物事を教えられるようなタイプではないと見えるところからガープも基本的にはそうであるはずだと思います。

ルフィは麦わら大船団についても『窮屈』という理由で拒んでいましたが麦わら大船団のメンバーは強引にルフィの傘下になる儀式をして傘下を名乗っています。
子分の存在さえ窮屈と思う人間が弟子をとるなんてあり得ないと思いますが、ガープもそのクチであるようにしか見えない…

そのガープがクザンを弟子にとった理由は何かと考えると、やはりクザンにはガープが見込むような才能みたいなものがあったのだと思います。

第1087話ではガープとクザンは軍艦をサンドバッグにしてトレーニングしていた事が明らかになるようですが、まだヒゲも生やしていないガープがそのトレーニングをしている最中、クザンがそこにやってきてガープに弟子入りを志願するようですが、やはりガープは面倒だと断るようですが、クザンは諦めず隣で勝手にトレーニングを始めたようですが、クザンは全く諦めずガープ並みの力を身につけるまでになったようです。
ガープがクザンに見出した才能は『根性』だろうと思います!

絶対に諦めない強い心がないとガープみたいなめちゃくちゃな男が課すトレーニングには耐えられなかったでしょうし、ガープ自身もそんな根性で強くなったクチでしょうから、二人が結びつけたのは互いが持つ人並み外れた凄まじい根性だったんじゃないかと思います。

しかし、そのクザンが海賊になってしまったんですよね…

続きを読む:  シャンクスが四皇と呼ばれるようになった理由

悪党製造機

ガープの一番弟子クザンは何の因果か海賊…それも四皇の幹部になってしまい、今ガープと殺し合いを演じているわけですから、それは本物だったわけですが…

英雄ガープが『悪党製造機』になってしまった数奇な運命|ワンピース1087話考察

ガープはそれに対してどんな風に考えているのでしょうか?

一応クザンには海軍に戻って来いとは言っているわけですが、本気で戻ってくるとは思っていないでしょう…

ガープは海軍の英雄とか伝説の海兵とか呼ばれているわけですが、息子は世界最悪の犯罪者と呼ばれる革命家であり、孫は海賊…それも四皇になってしまった…

師弟関係というものは親子関係とほとんど同じで、肉親やそれに近しい存在を『身内』と呼ぶとしたらガープは身内から三人も世界的な悪党を出してしまっているんですよね…

しかし、ガープはそれについては『わしの立場を考えろ!』というような事は一切口にしないんですよね…
第1087話ではトレーニングの最中にドラゴンとルフィの話をしてクザンにワシがやらせてるみたいじゃないかとボヤいているようですが、基本的には自分の立場を理由に本人達を責めたりはしない…
頂上戦争の時にはセンゴクから身内から悪党が出ている事に『見ろ、またお前の身内だ』とか言われていましたが、それについては無言でした…

海軍の英雄ガープは身内から三人も悪党を出している『悪党製造機』みたいになっている事に対しては、その本人達にも悪党になった事は責めたりしていますが、自分の立場がどうのこうのとは絶対に言わない…

それはガープ自身が立場に拘らない人間である事を意味し、どんな立場だろうともその人間の行いで善悪また好き嫌いを判断しているのではないかと思えますし、どんな立場になろうともそれは自分の意思で決めた事…自分は三人をそういう人間に育てたという意思があるように感じられます。

海賊や革命家は悪であるが、自分の意思でその道を選んだなら、正義の象徴たる自分は然るべき態度で対峙するだけと考えているのかも?

しかし、海軍の英雄の身内から三人も悪党が出るなんて、本当に数奇な運命ですよね…

Dらしい数奇な運命?

ガープはおそらく最期の瞬間まで英雄、伝説の海兵であり続けようとすると思いますが、やはり身内から悪党を出した事は皮肉というか数奇な運命だとしか思えない…

続きを読む:  【ワンピース1083】ドラゴンVSサカズキ!?

英雄ガープが『悪党製造機』になってしまった数奇な運命|ワンピース1087話考察

ガープは海兵でありながら天竜人に屈服も服従もしない男だったわけですが、それはやはりDの本能というか、血に刻まれた習性みたいなものだったんじゃないかと思います。

そのガープから悪党が生まれたという事は、それはDとしてガープの役割みたいなものなんじゃないかと思います。

個人的にはクザンもDなんじゃないかと思っていて、また、コビーもそうである可能性があると思っています。

また、コビーは現在SWORDという立場になっているわけですが、それからしてコビーも最終的には悪党という立場になるかどうかは微妙だと思いますが、今の海軍とは敵対するような立場になるのではないかと思っています。

ガープの人生は海軍の英雄としては数奇な運命に彩られた人生だと感じますが、しかしDとしては Dという存在にとって重要な人間をその手で育てたという役割を果たしたのかも知れないな…とも思います。

おそらくガープは最期まで身内は身内として扱い、船大工トムが自分が作ったものを愛して胸を張れとフランキー達に教え自らもそうしていたように、ガープも最後まで自分の立場を理由にして身内に対して失敗作みたいな事は言わないでしょう。

ガープとクザンは最終的に敵同士になったとは言え、師弟であり身内であるという想いに変わりはないのではないかと思います!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です