なぜボニーはそこまでセイントサターンを嫌うのでしょうか? くまさんのせいでしょうか?

なぜボニーはそこまでセイントサターンを嫌うのでしょうか? くまさんのせいでしょうか?

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なぜボニーはそこまでセイントサターンを嫌うのでしょうか? くまさんのせいでしょうか? 第1094話ラストでは、くまが脳改造され自我を奪われたという事に関する重要な会話が描かれましたが、全てはサターン聖の命令!?

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サターン聖とベガパンク?

第1094話ラストでは、くまの脳改造に関わる重要なベガパンクと何者かの『会話』がボニーの回想として描かれていました。

何者かがくまの脳改造を命令し、さらに自我を残す事は絶対に許さないと付け加え、ベガパンクはそれに対して、『そんな事をしたらくまは…』というような言葉を返していますが、おそらくその続きは『死んだも同じだ』だったのではないかと思います。

つまり、ベガパンクはサターン聖から立派であると尊敬している友人を殺せと命じられている事になりますよね…

それは奇しくも、今、親友であるベガパンク抹殺を命じられている黄猿ボルサリーノと全く同じ立場…

ボルサリーノがベガパンクがくまを脳改造したという事情を知っているなら、今のボルサリーノの心境には更に深いものを感じますよね…

ボルサリーノはボニーを『知り合い』と言っていましたから、おそらくボルサリーノもくまという男を高く評価し友人のような関係でいたのではないかと思え、それならば、サターン星の命令によりベガパンクとボルサリーノの二人は殺したくない人間を殺す事を強いられるという本当に辛い立場を同じ人物から強いられているように思います。

おそらくあの会話は、ボニーがくまの記憶を見た事により初めて知った事実だったのではないかと思いますが、ボニーがその会話を思い出すとともにサターン聖を攻撃している事から、ベガパンクにくまの脳改造を命じたのは五老星の一人、科学防衛武神ジェイガルシア・サターン聖に他ならないでしょう!

あの会話を更に深く考えるに、ベガパンクはおそらく、くま本人から脳改造してくれというような事を言われ、ベガパンクが何を言っているんだと驚いているところにサターン聖が自分がくまに命じたのだというような流れだったんじゃないかと思うのですが…

くまはサターン聖により、強制的に自我を持たないパシフィスタに改造される事を『志願』させられたのだろうというような事が見えてきます…!

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しかし、そうだとして、サターン聖は何故くまの自我を消す事に拘ったのでしょうか?

くまの『思想』が原因か?

くまの自我を残す事は絶対に許さないというセリフには強い拘りを感じますが、その原因は一体何なのでしょうか?

個人的には『くまの自我=くまの思想』なんじゃないかと考えています。

くまが元々天竜人に反抗するような思想を持っていただろう事は間違いないと思います。

ドラゴン、イワンコフと共に革命軍を結成している事からもそれはやはり間違いない…

更に、くまは子供時代に天竜人の奴隷にされ、いつ殺されてもおかしくないような極限状態の毎日を送っていたわけですから、大人になり天竜人に対して反抗する活動をしたのは、ごく自然な成り行きじゃないかと思います。

また、おそらく、くまの思想はドラゴンとイワンコフとも全く共通のものだと思いますが、それは私怨に根ざしたものではなく、天竜人がいる限り、天竜人以外の誰もが自分と同じ思いをする可能性があるという事と、そういう人間を出したくないというような想いに根ざしているものと思います。

サターン聖は『人間は虫ケラ』とハッキリ言っているわけですし、チャルロス聖またルッチらの言動からして天竜人は自分達以外の人間を全て自分達の所有物であり奴隷として見ているわけですが、強大な権力を持ち、それが罷り通るのは事実なわけですから、現状は誰もが天竜人の奴隷だというのは間違いない事なんですよね…

くまの思想は明らかに天竜人という存在の否定であり、全ての人間は平等であるべきだというようなものであろうかと思います。

くまは、そういう思想を自分が王として治めていたソルベ王国で実践し、それが天竜人達の逆鱗に触れる事になったかと思うのですが、そこまで天竜人を怒らせたのは、くまが何らかの特殊な種族であるという事と、くまの思想が空白の100年に存在した巨大な王国が持っていた思想と非常に似ていたか、全く同じだったからじゃないかと思います。

ボニーが狙う仇はサターン聖!

純粋な疑問として、天竜人達は何故くまを憎みながら生かし、くまも天竜人に従順だったのかという事が気になりますよね…

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個人的には、くまは殺そうとしても殺せないような特殊な体質を持つ『特殊な種族』なのではないかと思います。

自我を消したいくらいの存在なら、何かと罪を背負わせ処刑する事は簡単だろうと思うのですが、それをしないのは『できない』からではないかと思います。

くまは自我を奪われ奴隷として晒し者にされていましたが、そうする事により死よりも辛い目に遭わせる、また、くまを見せしめとして天竜人に逆らえば、くまのような屈強な男でもこうなるという事を示しているとも思いますが、それにしても、くま自身は自我を失っているためにくま自身は苦しみを感じない…

個人的には殺せず危険な思想を持つような存在は自我を奪うより他に対処法がないからだと思っていますが、対して、くまが何故天竜人の言いなりになったのかと考えると、それはやはりボニーの為だった可能性が高いと思います。

『娘』を人質にされたなら、娘の命を守る為に天竜人の言いなりになるというのは、ごく自然な事であり、最終的には第1094話の会話にあるように、くまはパシフィスタとして改造される実験体に志願を強いられ、また脳改造を受ける事についても志願を強いられた…

ボニーはそのような事実を知り、当初、仇だと思っていたベガパンクもくまの改造を強いられた事を知り、また、それを命じたサターン聖を本当の直接の仇として認識し、今はサターン聖を倒そうとしているのではないかと思います!

ボニーが世界政府に囚われていた理由も、くまに対する人質の意味合いが強いと思いますが、ボニーはまだ幼い女の子であるという事から、知らずに父を追い詰めてしまったような背景もあるのではないかと思います…

ボニーの怒りはサターン聖に刀を突き刺すという形で爆発したわけですが、その刃はサターン聖に一矢報いるような形になるのでしょうか?

サターン聖は全く動じていないように見えましたが…

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