【確定】キングダム781話ネタバレ: 秦が諦めるまで勝ち続ける | 前回は司馬尚の檄、また楽彰とカン・サロの参戦で再び奮起した青歌軍が盛り返し、王翦が絶対絶命といえる状況に陥る様子が描かれましたが…
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【確定】キングダム781話ネタバレ: 秦が諦めるまで勝ち続ける
ジ・アガの死を知る司馬尚
前回は一時劣勢となった青歌軍が、司馬尚の檄とカン・サロ、楽彰の参戦で再び盛り返し王翦が絶対絶命というような展開になりましたが…
司馬尚はジ・アガが戦死したという報告を受けて流石に少し表情を変えるようです。
そこにカン・サロがやってきて、司馬尚は他人の戦いに巻き込みジ・アガを死なせてしまった事についてカン・サロに謝罪するようです。
カン・サロは司馬尚が謝罪しなければならない気理由はないといい、また、これは青歌の選択の結果だと口にするようです。
前回、カン・サロは李牧を迎え入れるに、趙という『他人』の戦いに巻き込まれて青歌の血が流れる事を危惧して反対していたわけですが、李牧を迎え入れ、今回の他人の戦いに参加したのは青歌の総意だったのは前回明らかになっていました。
それ故に司馬尚に責任があるというわけではないと、カン・サロはそう言っているのでしょうね…
司馬尚もそれはわかっていて、それでも城主として責任を感じているのでしょうが、これからわかるのは、やはり司馬尚は青歌の統治者ではあっても支配者ではなく、民の意見を尊重するというスタンスを貫いてきたという事…
しかし、ジ・アガだけでなく、すでに上和龍も戦死し、更に多くの兵士が戦死してきた…今もそれは司馬尚の目の前で現在進行形で起こっている事であるわけですが、それが青歌の総意とは言えジ・アガを死なせた責任は自分にあるという意識をどうしても抱いてしまうのでしょうね…
また、司馬尚は兵士達に檄を飛ばした時、青歌が今以上の何かを求めて李牧を迎え入れ戦に参加したという選択を青歌の誇りと呼び、尊敬するというような事を言っていました…
青歌の民は司馬尚が何を語ることもなく、自分達の意思で李牧を迎え入れたわけですが、今回は青歌の民が何故李牧を受け入れたのかという理由が詳しく描かれるようです。
青歌の民の心を動かしたのは、李牧自身の言葉だったようですね…
自分達の事だけを考える選択
李牧が青歌にやって来た際、司馬尚達は李牧が一時の隠れ家のように青歌の事を考えているなら、その期待には答えられないという話をしたようです。
李牧はその話を受けた上で、また、青歌は単独で燕のオルドの侵略を防ぐ力を身につけており今は青歌がこれから歩むべき道を決める時だと感じ、青歌の民達を前に自分の思いを語ったようです…
李牧は当時の自分が反逆者のような存在であると語りますが、青歌の民は北方には李牧を悪くいうような者はいないし、みんな李牧を支持するというようなリアクションを見せるようですが、李牧が青歌はあなた方が一から作り出した理想郷であるが、それをわかった上で秦趙の戦いにおいて自分の本命となる軍になって欲しいという思いを語ると青歌の民は勝手な事を言うな、とか、自分の事しか考えていないとか、一転してヤジが飛ぶようです。
それに怒ったカイネが民衆に李牧は自分の事を捨てて人のために尽くしている人であると言い返したりするようですが、民衆はやはり勝手な事をいうなと李牧を拒絶しようとするようですが、青歌がどんな選択をするにしても秦は攻めてくるわけで、青歌の外では惨劇が続いているとも語り、青歌の民に対して、自分達の事ばかり考えるという選択をいつまで続けるのかと青歌の民に問いかけるようです!
どちらも自分達の事だけを考えているように感じられますが、李牧がいうように青歌の外では戦が続き多くの血が流れているのは間違いない事実ではある…
青歌の民はそれを理解するようです。
おそらく、秦からの侵略に対して何のリアクションもしなければいつかは青歌も侵略の危機に晒される事になるという事もあるのでしょうが、他人の不幸の上に自分達の幸福を築くという形になる事は、他人を見捨てて切り捨てる事にもなると気づいたのでしょう…
青歌はそうやって切り捨てられた人々が集まり築いた理想郷であり、切り捨てられた自分達が同じ事をするのかという矛盾から目を背ける事ができなかったという事なんじゃないかと思いますね…
秦が諦めるまで勝ち続ける
李牧は青歌が自分を受け入れ、自分の本命の軍になってくれるなら、秦が侵略を諦めるまで勝ち続けると宣言するようですが、それが最後の決め手となり、青歌は李牧の本命の軍として参戦する事を決めたようです。
李牧は青歌が独立国家のような土地だと知り、また結果的に他人の戦いに巻き込むという事は変わらないとわかっていながらも、青歌の民が誇り高い思想を持っているとも知っており、その誇りを彼らに自覚させたのではないかと思います。
それだけに絶対に負けられない…
他人を巻き込んで多くの血を流させるなら、必ず結果を出さねばならない…!
桓騎に打ち勝った先の戦の後、李牧は少し変わった様に見えましたが、それは自らの言葉により参戦した青歌の誇りと心意気に全力で応えるという覚悟の現れなんだろうと思います。
お互いが誇りと覚悟を見せ合っているからこそ李牧と青歌は今のような強固な信頼関係を築けたのでしょうね!
司馬尚の心も青歌の民と同じだと思いますが、やはり青歌の血が流れるのは城主としては痛恨であり、また、必ずや勝利という結果が必要…
その勝利に必要な王翦の首も間近になっている今、司馬尚はそれを必ずモノにしなければならないという状況ですね!
青歌の統治者である司馬尚が勝ちを決めるという事が、流れた青歌の血に報いる最高の形だろうかと思います!