たしぎとくいなの関係は？同一人物？姉妹？正体を調査

『ワンピース』に登場する女性キャラのたしぎとくいな。まずはたしぎとくいなの2人について紹介します。

たしぎは海軍本部に所属する軍人です。GL第5支部大佐の肩書を持ちます。年齢は21歳～23歳。東の海の出身で、身長は170cmです。10月6日生まれのてんびん座で血液型はS型。好物はホットコーヒーです。生真面目な性格ですが、天然ボケな部分もあります。女剣士であり、愛刀家です。登場当初はショートカットだった髪型も、新世界編ではロングヘアをアップにしています。

たしぎは海軍本部に所属しており、スモーカーの部下です。海軍本部直下のG-5の本部大佐を務めています。海軍の部下からは「大佐ちゃん」の愛称で親しまれています。海軍ではアイドル的な扱いを受けていますが、本人は良く思っていないようです。

たしぎは高い剣術を持つ女剣士。「時雨」を愛刀として使用します。剣術以外にも武装色の覇気を身に付けており、「六式」と呼ばれる特殊な体術のうちの一つである「剃」も身に付けています。海軍の大佐の中ではかなりの強さを有しているはずです。しかし作品中では戦闘シーンが少なく、たしぎの強さを見られる機会は少ないです。

『ワンピース』に登場するくいなは、東の海のシモツキ村に住む少女。麦わらの一味のロロノア・ゾロの幼馴染です。誕生日は９月１７日で、血液型はS型です。剣道道場の一人娘で、世界一の剣豪を目指していました。黒髪の短髪が似合う活発な女の子でした。当時同じ道場に通っていたゾロには2001戦全勝するほどの剣の腕前で相当な強さの持ち主。11歳の時、自宅の階段から落ちて死亡してしまいます。

『ワンピース』は尾田栄一郎によって『週刊少年ジャンプ』にて連載中の大人気少年漫画。1997年より連載開始した『ワンピース』は2022年3月には101巻が刊行されています。コミックスは全世界累計発行部数4億9000万部を突破しています。日本だけに留まらず、世界中で人気の作品です。

時は大航海時代。かつての海賊王ゴール・D・ロジャーが遺した一言によって世界の強者たちが「ひとつなぎの大秘宝（ワンピース）」を求めて海に出ます。主人公のルフィも海賊に憧れる少年でした。村に滞在していた海賊「赤髪のシャンクス」と出会い、立派な海賊になって再会することを約束し、旅立ちます。

たしぎとくいなはとてもよく似た容姿をしており、同じ女剣士という共通点もあります。そんな2人を同一人物または姉妹ではないかという考察があがっています。たしぎとくいなの関係とは一体何なのでしょう。

たしぎとくいなは見た目はかなりそっくりです。他にも、女剣士であることと、東の海の出身であるという共通点があります。そして2人とも女であるということに劣等感を感じており、男の剣士であるゾロを羨む描写があります。2人の名前はどちらも水鳥の名前である点も共通しています。

たしぎとくいなが同一人物ではないかという考察もあります。実はくいなは生きていて、何等かの理由でたしぎとして生きているという可能性です。しかし2人の誕生日はたしぎが10月6日生まれ、くいなは9月17日と違います。同一人物である可能性は低いでしょう。

たしぎとくいなには姉妹説もあります。たしぎが23歳でくいなが生きていれば22歳となるので、可能性は十分にあります。しかしゾロの幼少期の回想でたしぎが登場するシーンはありません。もし姉妹で一緒に生活していたのであれば何かの関わりがあるはずです。そこでもう１つ考えられるのが、生き別れた姉妹であること。何かの事情で生まれてすぐに生き別れていれば別々の場所で成長し、違う人生を歩むことになってもおかしくありません。姉妹説は濃厚といえるでしょう。

瓜二つの2人、たしぎとくいなの正体を考察してみましょう。

たしぎとくいなは実は光月家と関係しているのではと考察されています。光月家は新世界にあるワノ国を治めている一家のことです。

くいなの正体は光月日和ではないかという考察もあります。光月日和とは、ワノ国編で登場する光月おでんとトキの娘でありモモの助の妹です。まず、くいなの親であるコウシロウとくいなの名字は明らかにされていません。2人の名字が光月である可能性は十分にあるでしょう。コウシロウ、くいなという名前から２人がワノ国出身である可能性も高いです。ワノ国に登場するサムライは非常に強く、くいなが強かったのも納得がいきます。

たしぎとくいなが同一人物でなかったとしても、2人がかなり似ていることは間違いありません。そこで浮上するのが光月家の従姉妹説です。モモの助の妹は一人なので、たしぎとくいなが姉妹である可能性は低いです。姉妹ではなく従姉妹なら可能性は高くなります。光月おでんとコウシロウに血縁関係があれば、たしぎとくいなが従姉妹に当たり、似た雰囲気になったのかもしれません。

モモの助、光月日和の母親のトキはトキトキの実の能力者です。トキトキの実は自分や他者を未来に飛ばす能力。たしぎもこのトキトキの実で飛ばされている可能性が高いです。しかしモモの助や錦えもんたちとは違う時間軸に飛ばされていると考えられます。その理由はモモの助や錦えもんたちと同じ20年後に飛ばしてしまうとカイドウや黒炭オロチと戦うことになってしまうからです。トキは女であるたしぎを戦いから避ける為、違う時間軸に飛ばした可能性が高いのです。

たしぎがタイムスリップしたとして、まだ幼いたしぎをワノ国から逃がす手伝いをした人物がいるはずです。その人物こそ謎の編み笠の男であると考えられています。この謎の編み笠の男は顔も名前も不明。しかし元ロジャー海賊団のクロッカスと晩酌を交わしていることから、ロジャー海賊団との関わりがあったと考えられます。光月おでんも元ロジャー海賊団。そういった繋がりからたしぎは謎の編み笠の男の助けがあって、生き延びた可能性が高いです。

くいなの父親であるコウシロウには、霜月コウ三郎の息子という説があります。霜月コウ三郎は、ワノ国の刀鍛冶で、剣豪でもある人物。ゾロの愛刀『和道一文字』を打った人物でもあります。この霜月コウ三郎にはコウシロウの他にも子どもがおり、それぞれ子どもを残していれば霜月家の分家となります。たしぎの父か母が霜月家の血を引いていればたしぎとくいなは親戚となり、容姿が似るのも納得できます。コウシロウが道場を開いていた場所の地名がシモツキ村であるのも、霜月家と無関係とは思えません。

海軍にはベガパンクという人物がおり、「世界最大の頭脳を持つ男」と称されています。海軍の科学者たちのリーダーであるということは判明していますが、詳細は不明。たしぎはこのベガパンクによって改造された人間ではないかという説があるのです。くいなの情報を元にし、たしぎという人物を改造によって作り出したのでくいなとたしぎが瓜二つなのも納得できます。しかしこの説はたしぎが改造人間である描写などがないので可能性は低いでしょう。

たしぎとくいな、それぞれのゾロとの関係について紹介します。

ロロノア・ゾロは、麦わらの一味です。「海賊狩りのゾロ」の異名を持ち、三刀流で戦うスタイル。身長は181cm、誕生日は11月11日です。東の海の出身で、懸賞金3億2000万ベリーが懸けられています。「悪魔の実」の能力者ではないものの、能力者に引けを取らない強さを持ち、ルフィを支えます。自身も「世界一の大剣豪」を目指しています。

くいなとゾロは幼少期、同じ剣術道場に通っていました。くいなは二刀流のゾロにも圧勝するほどの強さの持ち主。真剣での勝負でもゾロに勝ちます。くいなは「世界一の剣豪」になることを夢見ていましたが、父親に女では「世界一の剣豪」にはなれないと言われ、男であるゾロを羨みます。しかしゾロは自分も「世界一の剣豪」を目指すからどっちが先になれるか勝負しようと言って励まします。2人は「世界一の剣豪」になる約束をしますが、11歳の時くいなは事故で亡くなってしまいます。

たしぎとゾロはローグタウンで出会います。海軍と海賊という立場の違う2人ですが、時に敵として時には共闘することもあります。ゾロはくいなに瓜二つのたしぎを、「パクリ女」と呼んでいます。容姿だけでなく、女剣士でありながら女であることにコンプレックスを持っているという部分でもそっくりだったからです。ゾロにとってはやりにくい相手と言えるでしょう。

たしぎとくいなの声優について紹介します。

くいなの声優は豊嶋真千子さんです。声優、ナレーターだけでなく舞台女優、歌手としても活躍中のベテラン声優です。

豊嶋真千子さんは1971年12月28日生まれのO型。茨城県出身です。「マチリン」の愛称で親しまれ、数々の有名作品に出演している人気声優です。

豊嶋真千子さんの主な出演作品は「ちびまる子ちゃん」のさくらさきこです。さくらさきこは主人公まる子の姉。豊嶋真千子さんは2代目のさくらさきこを担当しています。

たしぎの声を担当するのは野田順子さん。声優、シンガーソングライターとして活躍中です。数多くの作品に出演する有名声優です。

野田順子さんは1971年6月29日生まれのA型です。大阪府出身の声優です。活発でボーイッシュな女の子や少年を演じることが多く、関西弁のキャラクターも得意としています。「ノダジュン」の愛称で親しまれています。

野田順子さんの主な出演作品は『ときめきメモリアル2』の陽ノ下光。野田順子さんが有名になるきっかけとなった作品です。

『ワンピース』に登場するキャラクターの中でも人気の高いたしぎ。たしぎの容姿も性格も可愛いという声がたくさん上がっていました。

ゾロとたしぎが出会う際、ゾロはくいなに瓜二つなたしぎを見て眼鏡を握りつぶしてしまいます。普段はクールで何事にも動じないゾロの意外な一面が見れるシーンが印象に残っている方もいました。

ゾロは三刀流で戦うスタイルですが、たしぎとの戦闘シーンでは二刀流でいました。ゾロとくいなの戦いを連想させるような描写はファンにとっても喜ばしいことのようです。

亡くなってしまったくいなの分まで強くなると決めたゾロ。幼少期の悲しい経験が今の麦わら海賊団を作っているのだと実感します。皆色んなものを背負って強さを手に入れています。

たしぎとくいなは瓜二つの容姿をしており、女剣士であるという点でも共通点があります。同一人物説や姉妹説など様々な考察がされていますが、未だに2人の関係は不明。しかし今後ワノ国編で何等かの真実が明らかになることが予想されます。ゾロとの関係も含め今後の展開から目が離せません。