魔々勇々20話ネタバレ「ようこそツールフ遊園地へ」

魔々勇々20話ネタバレ「ようこそツールフ遊園地へ」

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魔々勇々20話ネタバレ: 「あの時の言葉 忘れてやんねぇぞ」| 魔々勇々20話は週刊少年ジャンプ10号に掲載されました。この話に関連する内容を分析してみましょう!

⛔️ この記事で掲載している画像は全て2024年週刊少年ジャンプ10号「魔々勇々」(林快彦)から引用しています。著作権・肖像権等は全て権利所有者に帰属致します。

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魔々勇々20話ネタバレ

◆北へ向かうパンネロさん

大将なのに現場に行くパンネロさん。
ただ、グリシャ襲来のときのエンド分身への軍の対応からして、パンネロさんを除いて、軍の武力はないに等しいんだろう。
ドラゴンボールの軍がピッコロとかセルに何もできないのに似てる。
あっちの軍は軍として一応機能した上で手も足も出ないけど、こっちの軍は戦力として機能してないって第4話で言ってるくらいだし。
パンネロさんだけが強すぎるのであって、紋章術なしでは魔王勇者に太刀打ちできないというのがこの世界の個人能力。
本部にベンが残って、パンネロさんが現場に行くのが組織としても合理的。

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◆「あの時の言葉 忘れてやんねぇぞ」

コルレオは人が欲しがっている言葉を届けるのがうまいよなあ。
仕える生き方しか知らなかったラルフへの激励はこれしかない。

ラルフレッドが誤った道に進みそうなのをコルレオが止めたと思っていたんだけど、実は違うのかもしれないとふと思った。
こちらの世界に来た時ラルフの心はもう壊れていて、コルレオが修復したと言ったほうが近いのかもしれない。
仕える先を失っても保てるほどラルフの心は強くない感じがする。
「悪を滅する」となりふり構わなくなったラルフの心はもう壊れていた。
ウルビダの破滅的な善性をコルレオが思い出させてくれて、「まずは俺に従ってくれ」と改めて道を示してもらえたからこそ、元に戻ることができた。心が修復されたとしても、自分がしたいことなどないまま生きてきたラルフは、他者に目的を与えられなければ動き出せない。

そんなラルフの境遇を理解しての「忘れてやんねぇぞ」
ケガしたくらいで折れるな、「俺達」でミネルヴァを取り返す。
「先に」行くから後で来い。
仕えた先の言葉を何より大切にするラルフだからこそ、自分の誓いを忘れられていないことが響く。
コルレオとしては自分のためにではなく、ラルフ自身のやりたいことを探してほしいと思ってるだろうけど、本人に今必要な言葉をしっかり伝える。
個性的な仲間たちが増えていくけれど、その真ん中にいつだってコルレオがいる。
一人一人と誠実に向き合っているからこそそれぞれが欲しい言葉が分かる、本当にいい主人公だと思う。

◆遊びじゃねェ 気合い入れてくぞ! 遊園地だ!

展開のジェットコースターがもうほんと最高。

魔々勇々20話ネタバレ「ようこそツールフ遊園地へ」

「ここに行かなければならない」という理由の説明を極力省略して、遊園地で遊ぶことに尺を割いてくれてありがとうございます。
霊を使うサディコとお化け屋敷の相性の良さだけでなく、エリシアモニカコルレオの掘り下げのためにも遊園地は最適だったと思う。

・ツールフのポンチくん

ああ、逆から読んでフルーツね。はいはいポンチくん・・・チ…アウトでは…?
いや、フルーツポンチなの分かってるけどね。
ポンチくんのなんかキマっちゃってる目とツギハギの体から、フルーツとくっつけないバージョンのおふざけ感も感じるよね。
ギリセーフなところをついてくるよね。うんうん、
「僕の便もとっても快調さ!」
危うく見落とすところだったよ!
チン〇がウン〇の話してるだけじゃねえか!
セーフな要素ないよ!
ハロハロが目指した自由って多分そういうことじゃないよ!
モニカちゃん下がって!

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◆即堕ちする仲間たち

遊園地の魅力に抗えない3人がかわいい。
それぞれのキャラが深まっていくのもいいなあ。

・即落ち1人目:モニカ

8歳が初めて遊園地に来たらそりゃ遊びたいよね。
歳の離れたお姉ちゃんと遊園地ではしゃぐ姿に心が洗われるぜ…

すっかり仲間になったモニカ。
偏見を受けるかもしれないリスクがあっても他人を助けた行動に既に納得感があるのは、前回までの心情描写の説得力によるもの。
何の違和感もなく仲間加入させる展開作りがうまい。
利用しようとする大人に囲まれた世界から、偏見なく行為を評価してもらえる世界に来られて良かったなあモニカ。
初めて見るモニカの外見について一切ネガティブな意見が出ない社会すごい。
口先だけではない本当の共生。ハロハロは偉業を成し遂げている。

・即落ち2人目:エリシア

仕事と私情を区別できる大人はわざわざ「私24歳ですよ!?」とは言わない。
でも遊ぶという体験すらままならない世界から、自分になついてくれた妹がはしゃいでる姿見たらうずうずするよね。

そしてしれっと川の水を飲んでカエルの肉を食べていたことを明らかにするエリシア。
チラ見せされる過去の壮絶さ、遊園地以外で聞いたら受け止めきれない。
一面だけを見てエリシアを罵ったクプトゥラには胸に手を当てて反省してほしい。

それでも「羨ましいです」と言うのは豊かさに対してではなく人と魔人が共生していることに対して。
娯楽の楽しさも食事のおいしさもしっかり喜べる感性を持っていながら、望むのは平和。
そりゃ人間誰でも娯楽より食事より戦争がないのが一番だけど、生まれたときから平和なことが当たり前のコルレオの台詞を羨むことで、日常回の中でそれぞれの世界のコントラストを際立たせる描写が素晴らしい。

・即落ち3人目:コルレオ

お前は前の二人と違って遊園地に来るチャンスいくらでもあっただろ!
・・・ってなるところにマママの不器用さが出ててたまんねえ。
コミックス1巻読むとわかるんだけど、マママはコルレオを育てるために学がないなりに一生懸命頑張ったんだよ。
きっと、「立派な人間になるためには頭の良さそうな施設に連れて行かねばならん」とか考えて博物館とか資料館にばっかり連れて行ったんだよ。
ううっ涙が出る。

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魔々勇々20話ネタバレ「ようこそツールフ遊園地へ」

家族。これはもう家族。
恋人みたいな段階一足飛びで夫婦でしかない。
娘までできてる。
「可愛いですねモニカちゃん」
「あァ」
とかすごい破壊力だ。

◆サディコ

ラルフに続いて、誰からも接触されていないい異世界メンバー二人目。
すごく気になる。
人と魔人が争うのが前提なモニカの発言と、平和が前提なコルレオの発言。
人間の勇者でありながら、人のケガを厭わないように見えるサディコの行動。
他方で、成長を読み取るモニカへの態度は敵対とは思えない。
こいつを通して魔々勇々世界の謎の一端が見えるような気がする。
降霊を駆使すればいろいろな過去キャラの口を通して回想にもつなげられるし便利なキャラになるんじゃないだろうか。早く来週になってほしい!

◆まとめ

コミックス1巻読んで、しみじみといい作品に出会えたなあと感慨に耽っている間にもう最新話がきて幸せが止まらない。
来週は展開も楽しみだしカラーで誰を描くのかも楽しみだし、生きるって楽しいなあ。
掲載順不安がないからこそ幸せをかみしめられている部分もあるので、アンケートは引き続き気合いを入れて出していきましょう!

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